真の歩留りを把握する(直行率とは) 歩留りとは、投入した原料が製品になった割合をいいます。これが基本です。 会社によって、歩留りの表し方は様々ありますので、4つ紹介します。 1.直行率とは 直行率とは、リサイクル量や工程戻しを除いて、一発で良品ができる割合を言います。真の歩留りと言ってもいいでしょう。 なぜ、直行率という指標が大切か説明します。 合成樹脂、金属製品を作っている工場では、不良や段取ロスしたものをもう一度、リサイクル(粉砕・溶解)し、原料に戻すことが多いです。 また、不良がでた時に、前工程に戻して、再加工する場合もあります。 リサイクルと再加工により、捨てる原料がとても少なくなるわけですから、歩留りとしては100%近い値になります。 これでは、問題点が見えず、ムダが隠れてしまうのです。 リサイクルも再加工も、作業の手間とエネルギーというコストがかかるのですから、リサイクル量、再