この記事には参考文献や外部リンクの一覧が含まれていますが、脚注による参照が不十分であるため、情報源が依然不明確です。 適切な位置に脚注を追加して、記事の信頼性向上にご協力ください。(2020年2月) サバクトビバッタ(上)の個体数密度が高いまま世代交代を重ねると、相変異を起こし、翅の長い長翅型(下)に変化する 動物における相変異(そうへんい)とは、主として昆虫において、さまざまな生活条件、特に個体群密度の変化によって、異なる姿と習性をもつ個体が生じることである。 動物のなかには、生活の条件の変化に応じて、姿を変えるものがある。条件が悪ければ小さくなるなど、ある程度はどんな動物でも変化するが、中には、羽が生えたり生えなかったりといった、質的に大きく変化するものもある。いわゆる多形性といわれる現象であるが、昆虫では、その変化が個体群密度とかかわりをもつ例があり、そのようなものを相変異という。