汎用サーバーとオープンソースソフトウェア(OSS)でLTEネットワークを作る――。そんな目的を掲げる2つのプロジェクトが進んでいる。免許不要周波数帯を使う「自営型LTE」の後押しにもなりそうだ。 ここ数年、OTTが利用するオープンな技術を通信事業者が採用する動きが加速している。SDNやNFVがその代表例であり、最近では、搭載するOS/ソフトウェアを柔軟に選べるホワイトボックススイッチの導入を検討する通信事業者も出てきた。 その狙いは、特定ベンダーの製品・技術への依存度を下げ、汎用ハードウェアとソフトウェアを組み合わせてインフラを構築・運用することでコストを削減し、併せてOTTのような柔軟性と拡張性、俊敏性を獲得することにある。 データセンター内から始まったこのオープン化は今や、モバイルネットワークにも波及しようとしている。 仕掛け人はフェイスブック注目すべき動きが2つある。 1つは、フェイ