Lotus Script で配列をソートしたい場面はかなりあると思います。が、標準では残念ながらソート関数は用意されていません。 そこで、大抵の場合、(基数ソートなどを除けば)最も速いと言われるクイックソートのアルゴリズムでソートルーチンを作成すると思いますが、普通に再帰処理でクイックソートを作成すると、ある程度大きな配列でスタックオーバーフローエラーが発生してしまいます(- -; 再帰処理以外でクイックソートを組むのもナンなので、今回は代替案として、比較的新しいソートアルゴリズムである、コムソートを紹介します。 コムソートの仕組みについては、Wikipediaをご覧ください。ここでは、コムソートのメリットとデメリットを列挙します。 メリット メモリ使用量が少ない(ゆえにスタックオーバーフローは起こらない) データの状態に左右されず、速度はほぼ安定している。(クイックソートは、データの状態