SURUGA d-labo. Bring your dream to reality. Draw my dream.
■驚き続けるために踏み出す 20代前半で北極から南極を人力で踏破、7大陸最高峰に登頂。その後も各地を旅しながら写真を撮り続けている。発表される作品は、民俗学や人類学の思考をはらみ、新鮮な視点を提示する。といって難解ではなく、ともに旅をしているような感覚も魅力だ。現在はヒマラヤの山岳地帯と日本の祭事を主題に新作を制作中。作品を通じて「新しい地図をつくりたい」と語る。(文・篠原知存) ◇ --金沢で展覧会を開催中。昨年秋にマナスル(8163メートル、世界8位)に登ったときの写真ですね 石川 じつは登る前から展示が決まっていて、ダメだったらどうしようと(笑)。でも、なんとか無事に。 --8000メートル峰は、2回登ったエベレストに続いて2峰目ですか 石川 そうですね。昨年春にローツェ(8516メートル、世界4位)に行ったんですが、天候が悪くて登れずに帰ってきた
■その場のすべてを受け入れる --写真は記録ですか。表現ではなくて? 石川 写真って、たとえばこの写真も、説明をつけて新聞記事のなかに使われたらドキュメンタリーにもなりうるし、ギャラリーで展示したらアートになる。見せ方によって、いかようにも変わっていくものです。ただ、僕のなかでは、いまも記録に重きをおいて撮ってますね。 --撮るときの意識はそうだということですね 石川 だけど押さえで撮っておこうとか、そんなことは一切せず、その瞬間に「いい」と思ったから撮るんですけどね。体が反応するからシャッターを切る。 --今回のマナスル(8163メートル)登頂でも? 石川 さすがに肉体の限界で撮れないことが何度もありました。カメラは背中のリュックに入れるか、胸に提げるかなんですけど、提げていると壊しちゃったりする。でもリュックに入れてると、撮りたいときにリュックを下ろして…ってだけのことがもうできない。
先日、「INSIDE / OUTSIDE」でフィーチャーした中村穣二氏の個展に続き、SLANTでは石川直樹の新作展が開催中。 世界をフィールドに旅を続ける写真家であり、ノンフィクション作家としても活躍する石川氏は、 今年9月30日、「精霊の山」というサンスクリット語を語源に持つマナスルの登頂に成功した。 本展では、その約1カ月間以上におよぶ遠征で撮影された作品が展示されている。 マナスルは世界に14しかない8000メートルを超える「神々の座」の一つ。 刻一刻と表情を変え、時に雪崩によって登山者を飲み込んできた厳しい山だ。 これまで北極から南極までの人力踏破や気球での太平洋横断挑戦、七大陸最高峰の登頂など、常に旅の中に身を置いてきた石川氏。 日常の内と外を周遊し、此岸と彼岸を往還するその眼でとらえた8000メートル峰の景色とは。 会期は来年の2月3日(日)まで。 [展覧会概要] 石川直樹 –
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