【AFP=時事】ニュージーランドで体長170センチに達する新種の巨大ペンギンの化石が発見された。オンライン科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)が12日、論文を掲載した。巨大な骨格から、学名には同国先住民マオリ(Maori)の言葉で「怪物鳥」を意味する「クミマヌ(kumimanu)」という単語が取り入れられた。 【写真4枚】 見つかった巨大ペンギンの骨の化石 論文によれば、見つかった巨大ペンギンは体長170センチ、体重100キロに達し、絶滅したペンギン種では世界最大級と考えられる。現代のペンギンが小鳥のように見える大きさだ。 独フランクフルトのゼンケンベルク研究所(Senckenberg Research Institute)に所属する古生物学者で、この論文の共著者であるゲラルト・マイヤー(Gerald Mayr)氏は「ごく初期の形態ですら、こ