> 特集・イベント > 経営者インタビュー > 33歳の最年少市長として行政改革に挑む。 地方市政の組織づくり。前松阪市長山中光茂氏【前編】 医師から市長へという異色のキャリア。現在は、行政改革のプロフェッショナルとして活動を開始した前松阪市長山中氏に、「非常に斬新な取組」といわれる当時の松阪市の行政改革の様子を伺いました。 「市民自身が役割と責任を持つ、そんな街づくりをしましょうよ」 Q:当時33歳の最年少市長として全国から注目を集めましたが、どのようなお気持ちで松阪市政に入られたのでしょうか。 山中光茂さん(以下山中): 「自分一人では何もできない」と思うようにしていました。30代前半、人生経験も短い人間です。そんな若造が、行政のプロが1000人以上いる組織に入るわけですから、組織を動かそうなんて思わないでおこう、思い上がらないでおこうと、自分に言い聞かせていました。 もし、市民が、行