設計書と説明書は同じもの!? 一般的な開発手法では、はじめにソフトウェアの設計を行い、設計書を作成する。ここで提案する手法では、更に、実装の後にプログラム説明書を作成する。 これらはいずれも、ソフトウェアがどのような作りになっているかを解説するドキュメントである。よって、この2つのドキュメントの内容は、まったく同じになる。 では何故、はじめに設計書を作っているのに、改めて同じ内容の説明書を作らなければならないのだろうか。 設計書と説明書では、読み手が異なる 実装の前に作成する設計書とは違って、プログラム説明書は実装の後で、完成したソフトウェアを元に作成する。同じプログラムの作りを解説するドキュメントであっても、実装の前に書くのと後に書くのとでは、出来上がる文章は、まったく別物になる。 設計書は、これからどのように実装するか、その指針を書いたものである。つまり、実装を行う自分自身のために作る