概要 インターネットの普及に代表されるような情報化社会の到来とともに,情報セ キュリティ,特に暗号技術の重要性が増してきました.しかしながら,実用化 されている方式の多くは,その安全性が保証されておらず,なんらかの仮定を 前提にしたものです.そこで,これら仮定との密接な関係を示すことで,暗号 技術の安全性を保証しようという「証明可能安全性」という概念が提案され, 暗号研究者の間に広まっています. 本講演では,この暗号研究において最も重要な要素である証明可能安全性につ いて,具体的な考え方に始まり各種暗号技術の安全性証明を実例を踏まえて紹 介するとともに,関連する主要な結果を一線の研究者の方々に講演して頂きま す.これにより,各種方式の設計やプロトコル考案を行なう暗号研究者が安全 性の検証について知見を得ることを目的とします. 定員 120名 参加費 聴講無料(事前予約不要) 問合せ E-m