希望の結党メンバーで小池百合子・東京都知事に近い前職の若狭勝氏(60)は、小池氏が知事転身前に地盤とした東京10区から立候補した。小選挙区で落選し、23日午前0時ごろ、東京都豊島区の事務所で「極めて残念な結果で、申し訳ない」と沈痛な表情で語った。敗因については「新たに立憲民主党が立ち上がり、自民党(批判)の受け皿が分散した。もう少し(選挙の)期間が長ければ違った」と話した。 自民前職の鈴木隼人氏(40)や立憲新顔の鈴木庸介氏(41)らと競り合った。東京都豊島区の事務所では22日午後8時過ぎにテレビで劣勢が伝えられると、集まった支持者から落胆のため息が漏れた。午後10時40分ごろには、高野之夫・豊島区長が「大変厳しい状況」とあいさつした。 公示直前まで、細野豪志元環境相らと候補選定など選挙準備に奔走。選挙戦では「自民はしがらみ政治だ」などと主張し、議員定数削減などを訴えた。陣営関係者によると