中国版スターバックスと呼ばれる北京本拠の「ラッキンコーヒー(瑞幸珈琲)」が、年内にIPOを計画中であることが分かった。 2月28日のロイターの報道によると、IPOの実施は5月か6月の上場の予定で、ラッキンコーヒーは既にクレディ・スイスやゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーらと調整を行っている。同社は上場により、30億ドル程度の調達を見込んでいるという。 中国人のコーヒーに対する需要は近年、急激に高まり、1999年に進出を果たしたスターバックスは約3600店舗を展開中だ。スターバックスにとって中国は、最速で成長を遂げた市場であり、その規模は米国に次いで2位となっている。 スターバックスは昨年から、アリババ傘下のウーラマ(餓了么)と組んで宅配サービスを始動させた。中国のミレニアル世代は、高価なスターバックスのコーヒーを一種のステータスシンボルとして楽しんでいる。 しかし、中国人消費者の