トヨタ自動車は、「クルマの未来を変えていこう」をテーマにした技術説明会「Toyota Technical Workshop」を報道向けに開催。次世代BEVバッテリーをはじめとする様々な技術が公開されたが、気になるのは製品としてのトヨタのBEVの姿だろう。 車両面では、いくつかのBEVのプロトタイプ車両が報道陣に公開されたが、ここで掲げられたのは「Fun to DriveなBEVの実現」「クルマ屋ならではのBEV」というメッセージだった。単に環境対策としての白物家電的な移動手段としてではなく、BEVならではの運転する楽しさをトヨタは表現するという。 その中で、特に注目に値するのは以下の3つだ。 ◆クラウンBEVで見せた「マルチパスウェイプラットフォーム」 クラウンをBEV化したプロトタイプ。多様な電動車の提供を可能にする「マルチパスウェイプラットフォーム」を採用まず1台目が、クラウンをベース