「これまでの2倍、頑張ろう」 ある家電量販店のフロアマネジャーは張り切っていました。都心に出す新しい大型店舗で、パソコンとその周辺機器を販売するフロアのマネジャーに抜擢されたからです。彼にとって、この異動は間違いなく昇進でした。 間もなく34歳になる彼は、販売という仕事が性に合っていたのか、入社当時から高い売り上げを立てることができていました。主にパソコンと周辺機器を扱うフロアの担当として働き、30歳の時に郊外店のフロアマネジャーになりました。同期と比べて出世は早い方でした。 日頃の手腕を買われて新たな店舗に異動になったわけです。何しろ新店舗はこれまで勤めていた郊外店とは違い、都心の一等地にあるビルに入ります。総フロア面積もはるかに広いし、訪れるお客の数はケタ違いでしょう。 何といっても会社における位置付けが違います。今回の新規出店に、経営陣が社運をかけて取り組んでいることが伝わってきます
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