2016年11月9日、楽観主義が無残に破壊された。 「グローバル化による国境を超えた平和と共存」という戦後社会の理念が、Brexitにつづいて崩れ去っていくのを見た。 こういう時代には、理想主義者でいつづけることが一番難しい。 世界中がつながることによる個のエンパワーメント、Power to the peopleの哲学を根っこに持つインターネットが、フィルターを膨らませて、結果的に世界の断絶を強めてしまった。 「俺の信じるインターネット」が朝から頭の中でずっと叫んでいる、「マジかよ...こんなはずじゃなかったじゃん...」。 エリートとビッグデータは選挙の結果を予想できなかった。 ピケティの喝破した格差が、とうとう世界が我慢できないところまで来てしまった。 これを揺り戻せる社会システムができる前に、世界は一線を越えてしまった。資本主義と民主主義が制度疲弊を起こして、(例えばリワードのあるソ
![「プロダクトの時代に、何かを作る、あるいは支える友達に向けて」2016.11.09|akagawa.junichi 赤川隼一](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c909519a3e931fbd9a778258b58bf2fa729c733e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F3767624%2Fprofile_b2ea64913c8b922c5e20a93534784fe0.jpg%3Ffit%3Dbounds%26format%3Djpeg%26quality%3D85%26width%3D330)