病気で髪を失った子どもに髪を寄付する「ヘアドネーション」を目的に、髪を伸ばし続ける小学生が仙台市若林区にいる。蒲町小6年の平寅次郎君(12)。この春、中学入学を前に、3年間で腰まで伸ばした髪を切る決心をした。「困っている人のために役立ててほしい」と願う。 平君は身長153センチ。髪は60センチまで伸びた。学校に行く時は、ストレートのさらさらとした髪をポニーテールでまとめたり、ターバンを付けたりしている。 ヘアドネーションは、がん治療などで髪を失った18歳以下の子どもに無償提供する医療用ウィッグ(かつら)を作るために毛髪を寄付する活動。国内で初めてヘアドネーションを始めた大阪市のNPO法人によると、男児からの髪の寄付はごく少数という。 平君は小学4年の時、ヘアドネーションを取り上げたテレビ番組を見て「やってみたい」と髪を伸ばし始めた。当初はクラスメートから「男のくせに」とからかわれ、道では何
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