青森県弘前市出身で、少年雑誌の編集長として、手塚治虫の「ジャングル大帝」などを世に出した加藤謙一(1896~1975年)をテーマにした通年企画展「名編集長・加藤謙一―『少年倶楽部』から『漫画少年』へ―」が、弘前市立郷土文学館(下白銀町)で始まった。 加藤は弘前市で生まれ、市内の尋常小学校に訓導(教員)として勤務。その後、上京して、大日本雄弁会講談社(現・講談社)発行の雑誌「少年倶楽部」の編集長を務め、「あゝ玉杯に花うけて」(佐藤紅緑)、「のらくろ」(田河水泡)、「冒険ダン吉」(島田啓三)などの連載を手がけ、同誌の黄金時代を築いた。 また、戦後、自ら起こした学童社から「漫画少年」を発行し、手塚治虫、長谷川町子、石ノ森章太郎、赤塚不二夫らの作品を世に送り出した。 企画展では、こうした雑誌のほか、加藤の遺品である懐中時計や、作家の大佛(おさらぎ)次郎に宛てた書簡など約80点が展示されている。 ま
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