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ブックマーク / newclassic.jp (7)

  • 1192(イイクニ)作ろう鎌倉幕府はなぜ定説ではなくなったのか? | THE NEW CLASSIC

    石井良助が注目したのは、表の「冒頭部分」という項目です。表記の移り変わりがあることに気づきますね。年代順にしてみると、ここは三つに分けることができるようです。石井良助はこれを、第一期(表中1~5)・二期(6~21)・三期(22~26)に分けました。 まず「前右大将政所下文」という表記が続くのが、第一期(表中1~5)です。これは当時、頼朝の称号が前右近衛大将(前任の右近衛大将〔通称、右大将〕の意)であったことによります。 それでは第一期から第二期(表中6~21)に移りかわる原因は何なのでしょうか。これは、頼朝たちがきまぐれに書式を変更したわけではありません。第一期と二期の境目にあたる1192年6月~8月ごろに何があったか―それこそがまさに、頼朝の征夷大将軍就任なのです。 1192年7月12日、朝廷は、征夷大将軍に頼朝を任じる正式決定をします。その命令が鎌倉に届けられたのが、7月26日。そし

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  • ソチ五輪いよいよ開幕 「オリンピック憲章」を掲げた虹色のGoogleトップページに隠された意図とは…? | THE NEW CLASSIC

    ホーム > エンタメ・スポーツ > ソチ五輪いよいよ開幕 「オリンピック憲章」を掲げた虹色のGoogleトップページに隠された意図とは…? ソチ五輪が始まった。7日夜(日時間8日未明)に予定されている開会式に先立ち、フィギュアスケート団体をはじめとする一部の競技がすでに行われている。 これに伴い、Googleトップページが冬季五輪の競技をかたどった虹色のロゴへと変更されている。記念日にあわせてロゴが変更される「Google Doodle」によるものだ。描かれた競技種目は、左からスキー、アイスホッケー、カーリング、ボブスレー、スケート、スノーボードである。 また、ロゴの下には「スポーツを行うことは人権の一つである。すべての個人はいかなる種類の差別もなく、オリンピック精神によりスポーツを行う機会を与えられなければならず、それには、友情、連帯そしてフェアプレーの精神に基づく相互理解が求められる

    ソチ五輪いよいよ開幕 「オリンピック憲章」を掲げた虹色のGoogleトップページに隠された意図とは…? | THE NEW CLASSIC
  • 大学生が歴史を勉強するとはなにをしているのか(転載) | THE NEW CLASSIC

    記事は、筆者が大学生のころに書いていたブログより転載したものです。主に高校生や、歴史を学び始めた人々を対象として書いています。いくつかの加筆修正をした上で、掲載いたします。どうぞご笑覧ください。 はじめに 友人のさとしが「数学科の大学院とはなにをしているのか」っていうブログ記事を紹介していて、一方でぼくは、後輩から「歴史の卒論って何を書けば良いんですか?」と聞かれたりするんで、そういう話を書いても悪くないかなと思って、記事を書くことにした。 結論から言うと、「歴史ってなんですか?」とか「歴史の論文ってどんなことを書けば良いんですか?」とか「歴史の研究って…」みたいな壮大な話は、優れた歴史家が数多くおこなってきた試みだし、ぼくなんかより優秀な大学院生や研究者の方に話してもらう方が、よほど意味があると思うんだよね。 でも、幾つかの理由があって、ぼくが書くことにもそれなりに意味があるんじゃない

    hiroyukiokano
    hiroyukiokano 2014/01/13
    「社会というのは、そういうことの<積み重ね>だったり<集合体>だったりするので、その要因を説くには、少し前に遡らなくてはならなかったりするけど、そんなこと全部ひっくるめて「歴史」だったり」
  • 卒論の「おわりに」には何を書けばよいか | THE NEW CLASSIC

    前回の記事では卒論の「はじめに」で書くべき内容について解説しました。今回はその続編として、卒論の「おわりに」で書くべき内容について解説します。 前回の内容を簡単に振り返ると、卒論の「はじめに」に書くべき内容は「研究の意義」「先行研究」「研究の方法」「資料」の4ステップでした。「おわりに」に書くべき内容も同じく4ステップ、「限界」「解明点」「意義」「展望」です。以下、詳しく説明します。 4. 限界 通し番号を4番から始めたのには理由があります。このステップは「はじめに」における4番目のステップ「資料」に対応するステップだからです。論文の限界は資料上の制約に依存するものです。例えば、インタビューを行ったのが20代女性のみに限定される場合、他の年齢層や男性のケースは捨象されてしまいます。また、分析したのが19世紀の文献のみに限定される場合、18世紀や20世紀のケースは捨象されてしまいます。このよ

    卒論の「おわりに」には何を書けばよいか | THE NEW CLASSIC
  • 卒論の「はじめに」には何を書けばよいか | THE NEW CLASSIC

    9月が終わろうとしています。そろそろ卒業論文の提出時期が近づいてきて、実際に文を書き始めるという方も少なくないと思います。 その際に最大の難関の一つとなるのが「はじめに」ではないかと思います。私も二年前、卒論を書いていたときは随分と苦しめられました。「はじめに」で書くべき内容はいざ書き始めると案外思いつかず、お手にしようと思って別の論文を読んでもイマイチよく分からない・・・という人は多いのではないでしょうか。 これについて『中国化する日』や『日の起源』(東島誠氏との共著)で知られる歴史研究者の與那覇潤氏は以前、twitterで次のように述べました。 【卒論アドバイス】 書けなければ、1 その研究が重要だと私が思う理由 2 従来の先行研究の状況とその欠落 3 論文いかにそこを埋めるかと各章の構成 で大体OK。 RT @offmuki はじめに、ってどうやってかけばいいんだろう…第一

  • 高校日本史と大学の日本史研究のあいだ | THE NEW CLASSIC

    稿はブログ「みちくさのみち」からの転載である。「みちくさのみち」は歴史学を中心に、人文学や教養に関する読み応えのある記事を特徴とするブログ。稿で紹介するのは高校で学ぶ歴史と大学の歴史研究の違いについて綴ったエントリだ。専門家はもちろん、歴史に関心のあるすべての方に読んでいただきたい記事である。 またも同僚との会話で恐縮なのだが、「日史を研究するって具体的にどういうことなんですか。もうあらかたのことはわかっちゃってるんじゃないですか、とくに最近のことは」ということをたまに言われる。 たぶん私だけでなく、歴史学を専攻していた人は、同様の経験をお持ちなのではないかと思う。別に同僚や友人だけでなく、私は親にも言われる。そしてそのたびに「こんなにも理解されていない」というやるせない思いを押し殺しているのではないか。 実際この問題は大学1年生だった私を激しく悩ませた上に、なまじ概論の試験に「大学

    高校日本史と大学の日本史研究のあいだ | THE NEW CLASSIC
  • 「残念な論文」執筆法 | THE NEW CLASSIC

    稿はブログ「みちくさのみち」からの転載である。「みちくさのみち」は歴史学を中心に、人文学や教養に関する読み応えのある記事を特徴とするブログ。更新のたびに各種ソーシャルメディアで話題を呼んでいるが、満を持しての誌掲載となる。稿で紹介するのは論文執筆法についてのエントリだ。研究者はもちろん、卒論に取り組んでいる学生にもきっと役立つはずである。 院生時代に愛読していた『MASTERキートン』に好きな話がある。研究者と保険屋の間で「優秀な保険の調査員」であることに悩んでいたキートンが大学図書館に行ったときのもので、図書館でバイトしている院生がカウンターに現れた人物をキートンと知るや、その手を握りしめ「あんな素晴らしい論文初めて読みました!僕はあれを読んで研究者になろうと決心したんです!」と語り、言われたキートンがびっくりする、というシーンである。「あんな素晴らしい論文初めて読みました」と、い

    「残念な論文」執筆法 | THE NEW CLASSIC
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