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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (3)

  • 一斉休校でわかった日本人のレベルの低さ

    マスクをして通学する小学生、一斉休校でこの日が今年度最後の登校に(2月28日) Issei Kato-REUTERS <入試の公平性や教育の格差は大問題になるのに、一斉休校で教育の機会が失われることには異論を唱えない。日は終わった> 日はもう終わりだ。 コロナウイルスによって終わったのではなく、終わっていたことがコロナウイルスによって明らかになったのだ。 安倍首相は、官邸主導で、全国の小中高校の一斉休校を要請した。 最悪だ。 目的が間違っている。 感染拡大を抑えるということだが、子供の感染率は低いし、それよりも高齢者のスポーツジム利用自粛要請の方がまだましだ、という例で明らかなように、手段の優先順位が間違っている。 しかし、そんなことは今に始まったことではない。そんなことで日が終わるなら、とっくに終わっている。 私にとっての最大の驚きは、官邸のこの意思決定に対する人々の反応だ。 もち

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  • 研究者の死後、蔵書はどう処分されるのか

    <亡くなった研究者やビブリオマニアの蔵書はどこへ行くのか。必要としているところに受け継がれるシステムはできないものか。数カ月前、ある亡くなった研究者の蔵書処分を手伝うことになった> 「大きな研究成果を上げて将来を期待されながら、自ら命を絶った女性がいる。享年43歳。多くの大学に就職を断られ、追い詰められた末だった」 これは、今年4月10日に朝日新聞が報じた、ある女性研究者の自殺に関する記事冒頭である。記事によると、彼女は東北大学で日の仏教史研究で博士号を取得し、受賞経験もある、将来を嘱望された研究者だったという。彼女の自殺自体は2016年で、直近の話ではなかったものの、事件の痛ましさもあって、記事は、似たような境遇にある人、また似たような経験を経た研究者たちに大きなインパクトを与えた。 私も大学の教員やシンクタンクの研究員という研究の道を歩んできたので、事件は他人事ではない。彼女のように

    研究者の死後、蔵書はどう処分されるのか
  • 「幸せな国」デンマークにあって我々にないもの

    <世界幸福度ランキングで7年連続トップ3入りを果たした幸せの秘密── たとえばデンマーク人の95%は「いざというときに頼れる人」がいる> 国連は先日、「世界幸福度報告書2018」を発表。156か国を対象に実施された調査の結果、またもやデンマークが最も幸福な国のトップ3入りを果たした。7年連続の快挙だ。一方でアメリカは18位と、2017年から4つ順位を下げた。 デンマークが世界で最も幸福な国のひとつであることは、幸福度(あるいは心理学者たちが言うところの「主観的幸福度」)に関するそのほかの数多くの調査でも示されている。 ものごとを「どう測るか」については、科学者たちが好んで研究や議論を行っている。だが幸福度をどう測るかについては、全体的な合意があるようだ。 調査の範囲や目的にもよるが、幸福度の測定にあたっては多くの場合、客観的な指標(犯罪や収入、市民の社会参加や健康に関するデータ)と主観的な

    「幸せな国」デンマークにあって我々にないもの
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