まず、沖縄料理屋ができた。建売っぽい一軒家に派手なノボリが何本も立ち、玄関からはいって飲み食いする。次にその近くの家が同様に焼肉屋になり、マッサージ屋もできた。他人の家で、となりの部屋で子供が泣いているのを耳にしながら、主人に体をもんでもらうのは、かなり稀有な体験だった。 ところで、宣伝で恐縮だが、ワシは最近こんな本を書いた。ドリトル先生の新訳である。そして、先日催された「電書フリマ」にも出品した。 せまいながらも、こんな2つの事例を体験して、この『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』を紹介したくてたまらなくなった。ので、します。 著者の橘玲は、かなり前から保険や不動産、株式投資に関する本を多数書いている。が、橘の関心の中心はいつも、「生き方」「どう自由でいるか」にあり、投資はあくまでもそのための手段にすぎない。この本は、投資の方法論は一切なく、もろ、「生き方」「働き方」や「どう世界