京都の人はおっとりとした上品な見た目とは裏腹に、腹黒いとか冷たいなんてよく言われる。でも、ただ腹黒いわけじゃないし、京都の人には京都人なりの素敵な魅力がたくさんあるのだ。6月7日に発売された『腹黒舞子さんとの京生活』(櫁屋 涼/竹書房)にも、大学進学のために引っ越してきた南恵と同居人の京女・左京舞子が登場する。そこで、ステレオタイプの京女である舞子のかわいらしいポイントを見てみよう。 まず、なんと言っても京都の人は負けず嫌いで誰よりも京都を愛し、誇りを持っている。四季折々で楽しめるように作られた坪庭を「庭なんか」と言われると怒るし、八ッ橋シューという商品を見て「何でもかんでも八ッ橋や抹茶付けたらええのとちゃうで」とキレる。「はんなり」という言葉を使いたがる恵には「はんなりは自他共に認めるほどの美しさとセンスを持った人だけが使ていい言葉やねん 軽々しく使たら鼻で笑われんで」とバッサリ。それに