1つ目のポイントは、適切なブレンドモードを使って合成するということです。「煙はスクリーンで合成すると良い」というアドバイスをよく聞きますが、間違いです。 煙素材は一般的に黒背景で撮影されるため、確かにスクリーンを使えばキーイングせずに簡単に合成できます。しかし、それではリアルな煙を表現することは難しくなります。煙をスクリーンで合成すると、煙の奥が透けて見えたり、画面がどんどん明るくなってしまうという問題があります。 実際のところ、多くの場合は「通常」のブレンドモードを使うべきです。もちろん、状況によってはスクリーンや加算などのブレンドモードを使うこともあります。