2007年07月31日19:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 書評 - 心と遺伝子 実に面白くかつ(本blogでは)タイムリーな一冊。 心と遺伝子 山元大輔 少なくともpalさんは必読。 本書「心と遺伝子」は、現役の行動遺伝学者が、遺伝子が具体的にどんな行動をおよぼしている--と推測される--かを、誰もが知りたい行動的特徴を例にして説いた一般啓蒙書。平板なタイトルと、「浮気者とマイホームパパ/太った人とやせた人/早起きと夜ふかし すべて遺伝子の差!」というオビのあおり文句が眩しい。 目次 第1章 浮気してしまうのは、好色遺伝子のせいか? - DNAとRNAの情報のやりとりには文法がある 第2章 太る・やせるも遺伝子から始まる - アミノ酸の配列が一つ違うと行動が変わる 第3章 母親の愛は子供を強くしてくれるのか - ストレスと脳の海馬との密接な関係 第4章 母親の愛はどのように