日本中央競馬会(JRA)で活躍する人気騎手が22日夜、帯広市の帯広競馬場で開催中のばんえい競馬で模擬レースに挑み、詰めかけた大勢のファンを沸かせた。 厳しい経営が続くばんえい競馬を応援しようと、同市の単独開催になった2007年度から毎年ボランティアで支援。今年は武豊、安藤勝己騎手らJRAを代表する10人が、2回の模擬レースでばんえいの魅力をPRした。 この日は平日にもかかわらず、普段の4倍にあたる約4000人が来場。今年は第1レースで6着、第2レースで1着の武騎手が初めての総合優勝を飾り、「スタイルは違うが、(経営が厳しいのは)人ごとじゃない。これからも一役買っていきたい」とエールを送っていた。