昨年画業50周年を迎え、この秋映画化や宝塚でも上演されるなど話題が続く『はいからさんが通る』の大和和紀先生と、大和作品の大ファンである『美少女戦士 セーラームーン』の武内直子先生。 対談は初めてという、歴史に残るスーパーヒロインを生み出した超人気漫画家であるおふたりの、貴重なトークをお届けします! 武内 先生は覚えてらっしゃらないかもしれないんですけど、私一度だけ先生のアシスタントをしたことがあるんです。 大和 ごめんなさい、覚えてない(笑)。 武内 当時私はデビューしたばかりの頃で、アシスタント経験なしでしたが「人手が足りないのでとにかく行って」と編集部の人に言われて。 大和 それ、ちょうどバブルの頃だったでしょう? 武内 ‘86~’87年あたりなのでそうですね。 大和 当時は新人さんがどんどんデビューしていたから、アシスタントはつねに取り合い。結構入れ替わりが激しくて、武内先生のように