1 2 3 4 三菱東京UFJ銀の見える化革命に学ぶ 社内ウェブの基本の「き」 出社してパソコンを立ち上げる。そのあと目にする会社のウェブには、あまり良いイメージを持っていない人が多いのではないだろうか。 しかし、そのウェブを作った担当者からすれば、「われわれも頑張っているのだ」というのが本音だろう。確かに、社員の一人ひとりを満足させてあげられるような社内コミュニケーションのシステム化は、至難の業だ。それも数万人の従業員への情報流通といったら気が遠くなる話だろう。 ところが、保守的なイメージが強いある大銀行で、「社内ウェブ」による情報流通のベスト・プラクティスが実践されていると言ったら、読者諸賢も驚かれるのではないか。 いまや情報戦を超えた情報洪水とも言える状況に入り、多くの企業では社内の情報流通は問題だらけだ。現場は悲鳴を上げ、情報を垂れ流す本社に不信すら抱いている。結果として、