島根県津和野町は、山陰の小京都と呼ばれる風光明媚な美しい町です。森鴎外の故郷であり、安野光雅美術館、津和野城跡、SLやまぐち号、銘菓「源氏巻」など沢山の名所や名物があります。そんな歴史・文化の宝庫津和野に、幕末から明治にかけキリシタンの迫害の歴史があったことをご存知ですか?津和野駅の裏手の乙女峠に、キリシタン殉教史跡であるマリア聖堂がひっそりと木々に囲まれ佇んでいます。さあ自然と歴史を感じる旅へ! 津和野町のキリシタン殉教史跡「乙女峠」は、峠ではありません。駐車場に車を停めてから、確かに軽くせせらぎが脇を流れる坂道を登ります。ちょっと軽めのトラッキングかハイキングといった感じでしょうか・・。日頃運動不足の方には、少々きつい坂道かも知れませんね。 峠でもないのに、なぜ「乙女峠」なんでしょうか?実は、島根県出身で、長崎に投下された原爆が原因で亡くなった医学博士永井隆氏の絶筆『乙女峠』が由来と言