漆原直行、中川淳一郎、山本一郎の3氏による、ビジネス書に的を絞った読書論です。皆さん非常に尖った論客なので、歯に衣着せぬ切り込みぶりが爽快な一冊でもあります。 概要 本はお三方個別の読書論と、座談会形式の議論がサンドイッチになって構成されており、読み進めるにつれてビジネス書の世界が浮き彫りになっていきます。随所におススメのビジネス書が紹介されていますので、ミニマムでビジネス書の真髄に触れることもできますし、マックスで多面的にビジネス書を捉えることもできます。 以下、各氏の読書論を意訳してみました。 中川氏の読書論 読む本のタイプとして2種類提示しています。①共通言語になるもの、②繰り返し読むもの、です。前者は他者との会話を円滑に進めるための潤滑油的な情報として使うものであり、後者は自分にとって血肉となるもの、です。 漆原氏の読書論 基本姿勢は読みたいものを、読みたいように、読みたいだけ読む