菊地成孔の『ブラックパンサー』評:本作の持つ逸脱的な「異様さ」、そのパワーの源が、もしトラウマであり、タブーなのだとしたら 批評掲載の経緯(比較的面白い) 「<シェイプ・オブ・ウォーター>評の閲覧数が多く、好評なんで、『ブラックパンサー』もお願いできませんか? アレ、観ました?」と言われたのだが、そりゃあ観たよ。と言うと「連載で、、、、お願い、、、、できますかね、、(笑)」と言われた。ハリウッド映画おっかねえなあ。好きで見てるのも連載の対象に成りうるもんねえ(笑)。「か、、、書きます」と言うしかないではないか。 ていうか『シェイプ』の閲覧数が多いってAAの主要賞とった今年の代表作なんだから、そんなの誰が書いたって閲覧数多いの当たり前なんじゃないの?と思いながら、原稿料欲しさに書くけれども(明言)、とにかく筆者は本作を「そのつもり」では見てない。 プライヴェートで(つうかデートですよ。当たり