千葉・幕張メッセで10月にあった家電・情報技術の見本市「シーテック ジャパン」。一般公開初日の10月7日、報道関係者ら100人近くが集まる注目の製品発表があった。世界初という全自動洗濯物折りたたみロボットで、その名も「ランドロイド」。人型のロボットが現れるのかと想像していたら、登場したのは、一見すると、洋服ダンスのように茶色い、大きな縦長の箱だった。 開発したのは、ものづくりベンチャー企業、「セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ」(東京都港区)。発表会では、阪根信一社長(44)が箱の真ん中にある投入口にシャツ1枚を入れると、作業が始まった。 会場の大画面に、ロボット内部の様子が映し出され、作業の進み具合が紹介されていく。 「衣類の判別ができました」 「Tシャツだと認識されています」 「たたみ終わりました」 たたむ作業中の映像にはモザイクがかかる場面もあった。独自の技術が流出しないようにする