両親も友達も趣味もない、「ないないの女の子」小熊。 そんな彼女の単調な生活は、ふと見かけた中古のカブを買ったことで、少しずつ変わり始める――。 4月7日より放送が開始される、角川スニーカー文庫にて刊行中のライトノベル作品『スーパーカブ』。 本作のTVアニメ化の監督を務める藤井俊郎に、作品の魅力や特徴について聞いた。前後編でお届けする。 2021年4月2日(金) ●その他の『スーパーカブ』インタビューはこちら https://st-kai.jp/works/supercub/ ●公式サイト https://supercub-anime.com/ 距離感のある作品性 ――原作小説を読まれた印象からおうかがいできますか。 藤井 作家の熱意や意図を読者に押しつけ過ぎない、そんな空気感に惹かれました。職業柄、さまざまなライトノベルや漫画原作を読ませていただくのですが、異彩を放っていた印象です。 ――