将棋は通説的に、先手微有利といわれています。 勝率を調べると、数字的には先手勝率52%程度という数字もでるほどです。 でも先に駒を動かせる方が有利じゃないの?と思うかもしれませんが、 後に動かす方が相手の出方をみれたりと、そんなことばかりでもありません。 そんな後手の方が有利なことの中でもわかりやすい中の例に、 「後手にしかできない戦法」 というのがあります。 奇襲的なものもあげれば結構あるのですが、 今回はタイトル戦などでも使われる2つの戦法を紹介します。 ゴキゲン中飛車 ふざけた戦法名ですが、 一時期はプロでもアマでも大流行した戦法で、 今でも、まさに今日(H27.11.9) タイトル戦(王将)の挑戦権をかけた対局で、 羽生四冠を相手に、久保九段がゴキゲン中飛車を採用しました。 その明快さから、今でもアマチュアでは非常に人気があり、 個人的にも初心者にもオススメできる戦法です。 基本図