http://d.hatena.ne.jp/miyakichi/20070324 http://d.hatena.ne.jp/Ry0TA/20070319 倖田來未の新曲に対して、「同性愛者」から批判が寄せられているようだ。 これを見ていて、粗雑な二元論の犠牲者である筈の「同性愛者」がその同じ二元論を駆使する立場に立っていると思った。「同性愛者」に対する差別は異性愛/同性愛というハイアラーキカルな対立に依存している。そのため、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070320/1174417738で使った表現を流用すれば、「5+3」を「4+4」に近づけること、さらには二項対立それ自体を掘り崩していくことが課題となる。しかし、この外部からスティグマとして賦課された筈の二元論は、差別されることの根拠であるとともに、抵抗のためのアイデンティティの根拠ともなっている。粗