「日本語」の文学が生まれた場所 極東20世紀の交差点 黒川創 著 体裁:四六判・上製・カバー・608頁 価格:本体3,600円+税 刊行:2023年11月下旬 ISBN978-4-911029-04-6 C0095 近代の「日本語」による文学の行き交いを、極東アジアの広がりに位置づける。従来の文学史を更新する決定的論考! 20世紀初頭の都市「東京」を諸民族が行き交う極東アジアのハブとして着目し、ここからの「日本語」文学の形成と、国境を越えて展開される言語表現の歴史を明らかにする。 夏目漱石や森鷗外の「言文一致」は、中国や朝鮮の「話し言葉」による文学革命と、何を共有したのか? 女性たちの生き生きとした話し言葉が、ここに現われ出たのは、なぜなのか? 植民地社会で「日本語」での創作を強いられた現地人の作家たちは、どんな抵抗と創造の軌跡を歩んだか? 今世紀に向かい、非日本人の定住者によって、新しく