今回のPMAでは、オリンパスのマイクロフォーサーズ機が、いよいよ製品に近い姿になっているのではないか? そう期待していた読者も多いのではないだろうか。昨年末に発売されたパナソニックの「LUMIX DMC-G1」は、マイクロフォーサーズ第1号機として、各方面に小さくはない影響を与えている。 昨年のPhotokinaにレンジファインダー風デザインを採用したボディを展示したオリンパスが、パナソニックの製品を受け、どれほどの製品に仕上げていくのか、DMC-G1の仕上がりが良かっただけに期待を持っている人は少なくないだろう。 しかし、残念なことに今回のPMAでも、表向きの展示はPhotokinaと全く同じモックアップを見せるにとどまっている。オリンパスイメージングでレンズ交換式カメラの開発部門を指揮する商品戦略部 部長の渡辺章氏は「開発段階でブラッシュアップを続けており、最終デザインも全く違うものに