WiiWareで配信されている“国造りRPG”『小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』(以下、小さな王様と約束の国)では、組み込みスクリプト言語Squirrelが採用され、開発効率が高められています。4月18日に開催されたIGDA日本のSIG-GT第13回セミナー、「続・ゲームにおけるスクリプト言語の現状」では、スクリプト言語を大幅に取り入れた本作について、Squirrelの特徴や開発の舞台裏などについて、開発チームの神尾隆司氏と北出智氏が「Squirrelスクリプトを使った実装と活用」と題して講演を行いました。 まず、Squirrelの特徴について神尾氏は、Squirrelの作者、Alberto Demichelis氏にゲーム開発経験があり、alloc/free(メモリ管理機構)の置き換えが可能など、気が利いていること。ソースコードが6000行ほどで万一致命