SQL Serverは早くからUnicodeに対応してきたデータベースの1つであり、SQL Server 2000ではUnicode 2.0に対応しているのでサロゲートペアを格納することができる。ただし前回も紹介したように「格納できる」のと「正しく扱える」のとでは意味合いが異なる。正しく扱えるのはUnicode 3.2をサポートしたSQL Server 2005からで、もちろんJIS X 0213:2004にも対応できる。 ところが対応できるというだけで、何もしなくて良いというのではない。これから何をしなければならないかを明らかにしていこう。 以前からSQL Serverを使ってきた方ならば承知していると思うが、SQL Serverには文字列を格納するためのデータ型が大きく2種類用意されている。1つはchar/varchar/textなど、先頭に「n」が付かないデータ型。もう1つはncha