30分500円の仕事部屋がある 近鉄特急である。学園前〜難波間、西大寺〜京都間がちょうどこれに当たる。朝晩のラッシュ時はともかく、昼間なら号車を選べば一車両にほぼ一人状態。ノートパソコンを開いて、原稿を書くのにちょうどいい空間となる。車両編成によっては、個室に近い空間を確保できることもある。 このとき必要となる対価500円(実質的にはネット経由でチケットを買えば10%ディスカウントされてさらにお得)と、それによって得られる価値のバランスは、自分にとって明らかに価値>対価となっている。 これを個人的には『時間を買う』ことだと考えている。 もとより生きている時間をお金によって伸ばすことは、今のところできない。厳密にいうならば、お金をかけて検査したり、あるいはどこかに異常が見つかった時もお金にものをいわせて最高の医療を受ければ、ある程度の延命は可能かもしれない。とはいえそもそも限りある人生を無限