2014年はサーバでサポートされる技術のセキュリティ問題がいくつも発覚しているが、その最新のものが、SSL 3.0の深刻な脆弱性「POODLE」だ。POODLE(または「CVE-2014-3556」として表される)は「Padding Oracle On Downgraded Legacy Encryption」の頭字語で、この脆弱性を公表したGoogleの研究者のBodo Möller氏とThai Duong氏、およびKrzysztof Kotowicz氏によって命名された。「POODLE」が発見されたことを受けて、システムオペレーターはサーバ側でSSL 3.0のサポートを停止しており、古くなった同プロトコルだけをサポートするシステムは切り捨てられようとしている。 POODLEはブラウザが暗号化を処理する仕組みに存在する脆弱性だ。攻撃者はSSL 3.0による通信を行うように仕向けることで、