公立学校の教員の働き方をめぐって、1年単位で労働時間を調整する「変形労働時間制」の導入を可能にする法律の改正案が、閣議決定されました。 教職員給与特別措置法改正案は、公立学校の教員に「変形労働時間制」を適用できるようにするもので、18日、閣議決定されました。「変形労働時間制」とは忙しい時期の勤務時間を増やすかわりに、夏休み期間中などの勤務時間を減らし、1年単位で働く時間を調整するものです。 しかし、「部活動の指導などで夏休み期間も休めるわけではない」「長時間労働を認めることになる」などとして、教員からは反発も出ています。 「(業務量に合わせて)勤務時間をのばすというよりも、業務を削減し8時間で帰れる、そのような職場を作っていきたい」(岐阜県の公立高校教諭 西村祐二さん) 改正案は今後、臨時国会で議論されます。