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楊逸と本に関するhizkiのブックマーク (2)

  • 『おいしい中国―「酸甜苦辣」の大陸』楊逸

    文化大革命と生活 ハルビンで育った楊逸さんですが、文化大革命中は「下放」で移転を余儀なくされます。 「下放」とは、文革当時、政府が都会の知識人に対し「農村から学べ」と、無理やり地方に強制移住させた政策。 下放以前はお正月に餃子をつくったり、アイスキャンデーを買ったり。貧しいながらも豊かな生活だったそうです。けれども、文革中、農村ではそんなものはまったく手に入りませんでした。 油も足りないので燃料用の油で調理をしたこともあり、過酷な生活だったのだとか。 そんな厳しい時代の事も、楊逸さんの文章にかかると、どの料理おいしそうなんです。 ヒマワリの種やラードで作ったパイ状のお菓子、ロシア人がつくるパン、白菜の漬物など。 そして日人の私でも何故かしら懐かしい気分になります。 「」からみた中国 中国が今、これほど発展したのは、昔ひもじさを感じたことがあるからかもしれないな。と感じました。日

    『おいしい中国―「酸甜苦辣」の大陸』楊逸
  • 『金魚生活』 楊 逸

    「金魚生活」 あらすじ 主人公の玉玲はレストランで働いている。仕事は金魚の世話。中国では金魚は「ジンユ」、「金余」と発音が同じで、縁起のものとして扱われている。 夫を亡くした寂しさから不眠症に陥った玉玲。そんな彼女を救ったのは店から譲り受けた金魚・黒宝と、不器用で武骨なむかしなじみの周彬だった。 周彬の愛情にとまどいながらも彼と同棲することになる玉玲。 やがて玉玲は日に住む娘・珊々の出産の手伝いで日へ。言葉も通じず、物価の高い日の生活にとまどう日々を送る。 そんなとき、娘から「日で再婚して、日に住まないか」と提案される。周彬のことを娘に話せないまま、日人と見合いをすることに。 やぼったい同棲相手との生活と、日で再婚して娘や孫の近くで暮らす生活。その二つで思い悩む玉玲は…。 普通の中国の人々 あまり知ることのない、中国の人々の生活や心情が描かれていて興味深かったです。 「無問題

    『金魚生活』 楊 逸
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