江戸庶民グルメ 『まめで四角でやわらかで』上巻でも、おいしそうな江戸のグルメや食材が登場しましたが、下巻でもたくさん、美味しいものが紹介されています。 いわし料理 棒手振りの喜兵衛さんは、魚河岸で粋の良いアジを仕入れてアジ寿司を作ります。喜兵衛さんの故郷では寿司はお祝いの時にしか食べられず、普段はつみれ汁ばかり。 でも、無性に食べたくなるのはいつも食べていたつみれ汁の方なんですね。 稲荷ずし 上巻の描き下ろし漫画で、稲荷ずしの屋台にあるどんぶりの中身を調べるエピソードが書かれていましたが、ここでようやく出てきます。 長屋の子供、金助と差配(長屋を管理する年寄)の孫・おかやが長屋のみんなに稲荷ずしを買い行った帰りに、長屋のお稲荷さんにお供えをすると、そこには狐ではなく、猫がやってきます。