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漫画感想と大正ロマンに関するhizkiのブックマーク (4)

  • 大正時代の暮らしと料理『こうふく画報』

    大正時代の料理 大正時代、殆どの家はまだ火鉢やかまどで調理をしています。お赤飯を炊いたり、秋刀魚を焼いたりするのも、ずっと火を見てる必要があるんです。 大変そうなのですが現在よりも時間がゆったりとしているせいか、料理する女性たちはどこか楽しんで作っているように見えます。 同じく大正時代を描いた『煙と蜜』での家事の様子はこちら 大正時代は洋がまだそれほど一般的ではありません。それでもオムレツやコロッケなどは庶民にもべられていたようです。 漫画の中にも当時流行った『コロッケの歌』を口ずさむ新婚のを見て、旦那様がコロッケを買ってきてくれるシーンが出てきます。 人々は雑誌に掲載されたレシピを試行錯誤して洋を作りました。しかし、なかにはトンデモない洋もあって…。 トンデモ洋に目覚めた母親が作るサンドイッチは、マヨネーズにコーンフラワー入のチョコプリン。これがとてつもなく不味い。けれ

    大正時代の暮らしと料理『こうふく画報』
  • 『煙と蜜 第三集』長蔵 ヒロコ

    婚約の理由 そもそもなぜ、年の離れた姫子と文治様の婚約が成立したのか。今回その理由が明かされます。姫子の祖父である御隠居様が二人の婚約を決めたそうです。 そして文治様の家はなんと男爵家。ただ当時の男爵は貴族や武士ではなく、戦争の功績などで後から与えられるものも多く、経済的には苦しいようです。 一方の花塚家は御隠居様が一代で築き上げた成金。家同士の利害で成立した婚約ですが、御隠居様は年の離れた二人の婚約に対して済まない気持ちもあるようです。 姫子のお友達 帝都・東京から引っ越してきた姫子にも友だちができます。おおらかな野乃目と姫子にライバル意識を燃やす鬼頭リン。 二人が花塚家に遊びに来るのですが、大きな家と美人な女中たち、そして婚約者の文治様を紹介され、すっかり毒気を抜かれるリンなのでした。 当時は今以上に東京への憧れが強かったので、リンちゃんも羨ましさと妬ましさでついツンツンしちゃったので

    『煙と蜜 第三集』長蔵 ヒロコ
  • 『煙と蜜 第二集』長蔵 ヒロコ

    煙草と風呂炊き 大正時代は男女問わず喫煙家が多く、文治様も常に煙草を吸っています。うっかり切らせてしまうと、さすがの文治様もぼーっとしてしまいます(笑)。 姫子はいつもと違う文治様のふわふわした様子を愛おしく感じてしまうのです。 煙草は女中頭の龍子ねーねから拝借しました。龍子ねーねも喫煙者ですが、溺愛する姫子の前では絶対に吸いません。 姫子はそんな「大人の愉しみ」である煙草の味を想像し、早く大人になりたいと思うのです。 『煙と蜜』の魅力のひとつに、大正時代の細やかな生活描写があります。龍子ねーねが風呂炊きをするのですが、これがかなり大変。 何度もバケツで風呂釜に水を張ったら、細かい枝から徐々に薪をいれて風呂を炊きます。当時、家にお風呂がある家は珍しく、貴重なものでした。 軍と家庭 文治様は部隊を預かる大隊長なので、予算の管理から部下の統率まで、頭の痛いことばかり。でも、花塚家に来るときは軍

    『煙と蜜 第二集』長蔵 ヒロコ
  • 大正時代の年の差婚『煙と蜜 第一集』 長蔵ヒロコ

    『煙と蜜 第一集』 あらすじ 大正5年、名古屋。 12歳の姫子には婚約者がいる。婚約者の文治は陸軍将校で年の差は18歳。年の離れた許嫁だけど、姫子は文治を慕い、文治もまた姫子を大切に思っている。 3年後、姫子が15歳になった時、二人は夫婦になることが決まっているのだった。 「年の差婚」という設定 これは大正時代だからこそ、成り立つ設定だと思います。当時は年の差婚も珍しくなかったから。 しかし、政略的な関係を超えて姫子と文治はお互いを尊重しあっています。 12歳といえばまだ、男性を怖がってもおかしくはない年頃ですが、姫子は最初から文治のことを慕っているんですよ。 昔は女性の地位も権利も低く、「幼」は子どもを多く産めるメリットと性的対象としか考えない男性が多い中、文治様一人の女性として姫子を扱ってくれています。(それも紳士的に!) そりゃ好きになっちゃいますよ。 大正時代の暮らしと社会 物語

    大正時代の年の差婚『煙と蜜 第一集』 長蔵ヒロコ
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