楽天子会社で電子書籍事業を展開するKoboは5月22日、販売パートナー向け事業戦略説明会を開催した。説明会では楽天の三木谷浩史社長、Koboの マイク・サビニス CEO、マイケル・タンブリン CCO、WHSmithのフィル・マクネリー氏が壇上に立ちプレゼンを行った。 冒頭、三木谷氏は4月4日に行われた出版社向け事業戦略説明会の内容を振り返り、出版社と共有している目標について説明。現段階では既刊ベストセラーの70%が電子書籍で購入できるが、この夏には80%までカバー率を高めていく考えであること、新刊本は紙と電子で同時販売を標準化すること、紙の全書籍の50%をめどに電子書籍化することなどを目標として掲げていることを紹介した。ベストセラーの電子書籍化は年内に100%達成したいという。 また、同じく前回の説明会で宣言したように、2020年までに国内の電子書籍市場売上を1兆円規模にし、その半分の