売店の店頭に張られたたばこ値上げの告知。まとめ買いも増えているという=17日午前、大阪市浪速区のJR難波駅(浜坂達朗撮影)(写真:産経新聞) たばこが1箱(20本)あたり110〜140円の大幅な値上げとなる10月1日まであと半月を切り、財布に直撃を受ける愛煙家の間では、まとめ買いに走る「継続派」と、これを機に禁煙に踏み切る「離脱派」の二極化傾向が進んでいる。喫煙率が15年連続で減少する中、販売店では駆け込み購入の動きが加速。一方で禁煙外来や禁煙補助製品のニーズも膨らんでおり、愛煙家が抱える“ハムレットの心境”が透けてみえる。 ■フォト■ 禁煙関連市場活況…減りゆく喫煙人口 ■予約販売好調 「たばこ予約販売」。街角のコンビニエンスストアやスーパー、駅売店では、値上げを前にまとめ買いを呼びかけるポスターやのぼりなどの掲示が目立つ。 1本あたり3.5円の増税に基づく今回は過去最大の値上げ