NECなど、センサータグで輸出用「梨」の品質保証実証実験 NECは2006年10月17日、温度・湿度・衝撃の変化を自動的に記録するセンサータグを使って、輸出用なしの品質保証を行う実証実験を大分県産業科学技術センター、JA大分ひた、JA全農おおいたと共同で実施すると発表した。期間は11月までの2カ月間。 同県特産の「日田梨(ひたなし)」の中国・台湾へ輸送過程で利用する。なしを詰めた段ボール箱の中にセンサータグを同封し、温度、湿度、段ボールへの衝撃値を調べる。温度と湿度は15分ごと、衝撃は15G以上のショックがあった際に時刻・値などを記録。輸送後に計測データをパソコンで取り出す。 日田梨は、中国・台湾で日本の梨としてブランド力を持ち、同県でも積極的に輸出している。実証実験は「平成18年度ブランドおおいた海外取引促進事業」の一環で、品質管理に基づく「食の安全」と、日田梨の「ブランド強化」を