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2015年10月2日のブックマーク (6件)

  • 森の中のフランス式階段

    さすがに15年以上、ダムとか川にある人工物を見続けてきただけのことはある。身体の中のアンテナがピピっと反応した。もっとこう、仕事の問題点とかにピピっと反応したい(見つけても基的に先送りしている)。 ちょっと待った、これはいい物件に違いない!さっそく気になる段差の近くまで行ってじっくり眺めたところ、15年かけてこんな方向に自分をチューニングした成果か、いいものを見つけたのだ。 段差の正体は、よく分からないけれど恐らく砂防ダムだった。そしてそのダムの下流側に、人工的にジグザグに曲げられた水路がつけられていた。上流から流れてきた水が、その水路に沿って流れ下りつつ、勢いが良い一部の水が、壁を乗り越えて流れ落ちていた。 おお、これはいい。 いや、風景として、構造物として、砂防ダムとしてこれがいいのかどうかはよく分からない。けれど、こういう役割ありきの構造物に、明らかに人の意思が感じ取れる部分が見え

    森の中のフランス式階段
  • アップル、iPhoneからiCarへ:日経ビジネスオンライン

    米アップルが自動車ビジネスに参入しようとしている。電気自動車を2019年中に市場投入することを目指し、人員を増強している。パソコンや携帯電話で人々の生活を変えてきた同社だが、自動車ビジネス特有の難関が待ち受ける。 米アップルは、パソコンと携帯電話の産業をこれまでとは異なるものにした。同社は今、新たな、「動く標的」に狙いを定めている。米ウォールストリート・ジャーナル紙の報道によれば、このハイテク業界の人気企業は、電気自動車を2019年中に市場投入することを目指している。 アップルが自動車業界に進出する野心を抱いているという噂は何年も前から囁かれてきた。同社は、コードネーム「タイタン」と呼ばれるこのプロジェクトに取り組むため、大勢のエンジニアを雇い入れ、今では約600人がこれに従事している。 アップルは約2000億ドル(約24兆円)の現金を保有しており、新規ベンチャーに注ぎ込む資金は十分にある

    アップル、iPhoneからiCarへ:日経ビジネスオンライン
  • 「一億総活躍社会」を総括する:日経ビジネスオンライン

    安倍晋三総理大臣は、今月4日からの週に断行する内閣改造で、先月24日に表明した誰もが活躍できる『1億総活躍社会』の実現に向けて、担当大臣を新たに設置する意向を固めた、のだそうだ(こちら)。 私は、この「一億総活躍社会」という言葉がどうしても好きになれない。例によって「語感だけでものを言っている」と言われるかもしれないが、語感をあなどってはいけない。語感は、相互理解の出発点であり、もしかしたら終着点でもあるかもしれないからだ。 その点で、私は、安倍首相とその周辺が繰り出してくる言葉のいくつかに、ずっと、なじむことができずにいる。感覚が合わないと言ってしまえばそれまでのようでもある。が、これは、感覚だけの問題ではない。 対象を拒否する感覚の内部には、独自の論理があり、事実がある。 ということはつまり、直感的に違和感を覚えるものの背後には、多くの場合、どこか、おかしなところがあるものなのだ。 今

    「一億総活躍社会」を総括する:日経ビジネスオンライン
  • Volkswagenの排ガス不正問題が示唆するIoTの将来

    Volkswagenの排ガス試験不正では、ディーゼル車に搭載されたプログラムが排ガス試験を検知すると、試験の時だけ有害物質が削減されるように浄化装置が動作する(その代わりに燃費は悪化する)、というものでした。 私は車の専門家ではありませんが、性能(このケースでは有害物質の削減)とコスト(燃費)がトレードオフの関係にあるのは、ITやエレクトロニクスの技術開発に携わっている技術者ならば日々頭を悩ます問題です。 例えばCPUでは、動作電圧を上げてクロック周波数を増加させるオーバークロックを行うと、処理性能は向上する反面、電力が増加したり、電力増加に伴う発熱が問題になります。性能とコストを同じ条件で比較しないと正当な評価にならないのは技術者にとっては当たり前のこと。Volkswagenの件は「きっとわかっていながら、やってしまったのだろうな」と感じました。 どうしてこのような不正が長年にわたって行

    Volkswagenの排ガス不正問題が示唆するIoTの将来
  • いろいろと感じた2015年国勢調査

    2015年は10年に一度の日国国勢調査の年に当たります。10年前の調査がどうだったか確かなところは覚えておりませんが、おそらく今回は初めてインターネットによる調査が導入されることになりました。情報の提出が紙だけではなく、インターネットを通じて行われるので、パソコンやスマートフォンから出すことができるようになります。 おそらくみなさんのご家庭にもその書類が届いていることかと思います。私のところにも「平成27年国勢調査 インターネット回答の利用案内」(2015 Population Census A Guide to the Online Census)なる文書が来ました。 私自身はインターネットを通じて、プライベートな情報を出すことにあまり前向きな方ではないので、気が進まなかったのですが、紙での回答もそれなりに煩わしいことなので、とりあえず私のパーソナルコンピュータで試してみることにしまし

    いろいろと感じた2015年国勢調査
  • 農家のほおを札束でたたくな!:日経ビジネスオンライン

    農政官僚と農林族は、いったい日の農業をどうするつもりなのだろう。家畜のエサにする飼料米に出す巨額の補助金のことだ。この連載は、厳しい経営環境にある農業で創意工夫をこらしてがんばっている人たちを応援することを目的にしている。だが残念ながら今回は、気の進まない重い話になる。 「人がべるコメ」から「転換」 「はい、2015年産の主用米の需給ですが、生産現場の大変なご努力で、過剰作付けの解消が図られております」。林芳正農相は9月1日の記者会見で、こう胸をはった。なぜ、消費が減ってつねに余りがちだったコメの需給が均衡しようとしているのか。農相があげた理由は「餌米の生産拡大、それから麦、大豆、WCS(発酵稲粗飼料)などの生産拡大」。田んぼで、人がべるコメ以外の作付けが増えた成果だ。 これだけだと焦点がぼやけてしまうので、8月25日の記者会見のもようも紹介しよう。「はい、主用米からの転換状況と

    農家のほおを札束でたたくな!:日経ビジネスオンライン