2024年の元日、能登半島の南西から北東を震源とする「令和6年能登半島地震」が襲った。あの日から半年以上が経ち、報道されることも少なくなったが、最大震度7、M7.6を記録した大きな震災だ。解体が必要な建物の見込み数は、当初の想定から1万棟近く増えて3万棟を超える。 これまで能登には何度か訪れており、当サイトでも『能登半島先端の「珠洲(すず)」という名前にピンと来て、街を見る前から移住を決めて無事に四年目ってどういうことだ』『能登半島の海と過ごした最高の夏休み。石川県志賀町に1軒の古民家を買った男は、集落の未来も買おうとしていた』という記事を書かせてもらったこともあり、ずっと気にはなっていた。 そこで8月の後半、能登で出会った人々と土地が現在どうなっているのか、夏休みの観光を兼ねて訪ねてきた。 ※上記の記事に目を通してから、以下を読んでいただけると幸いです。 ※記事中で紹介しているのは202