北海道で今年度、ヒグマに人が襲われる被害が相次いでいる。死傷者12人、目撃2163件(11月末時点)といずれも過去最多で、札幌市の市街地でも住民ら4人が負傷。駆除を中止したことによる生息数の増加や、ドングリなどのエサ不足も影響しているとみられる。道は、1月末までとしている狩猟期間を春まで延長することも検討している。 札幌市東区の住宅街で6月の早朝、40~80歳代の住民ら4人がヒグマに襲われた。オスのヒグマ(体長約1メートル60、体重158キロ)がごみ出しの男性らを次々と襲い、近くの陸上自衛隊丘珠駐屯地に侵入。滑走路を共有する札幌丘珠空港が封鎖され、計8便が欠航する事態となった。
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