[著]入間 人間 [絵]左 なんとか病院から退院して、まーちゃんとの二人暮しを再開したみーくん。まーちゃんからのバレンタインチョコに絶句したり、ダイエットと称して自分の肉を包丁で削ごうとしたまーちゃんを必死に宥めたりとそれなりに平和(?)な日々を送っていたのだが、夜の散歩の最中に死んだ筈の妹(らしきもの)と遭遇する。そしてその直後、連続動物殺害事件は殺人事件へと発展して… うむむむむ、とりあえず最後まで行こうと頑張って読んでみたけどちょっとこれはキツかった…良くない意味で。 1、2巻の頃はまだ「味」として読むことが出来た、回りくどいみーくんの一人称が3巻では更に気合入ってパワーアップ。あまりにも頻繁に「嘘だけど」「嘘だけど」って来るのでもう何が現実で何が嘘なのか区別がつかなくなってきました。もうこれがこのシリーズ最大の味であるのは間違いないし、三人称や「嘘だけど」が入らないみーまーなんか具
『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(3) 死の礎は生』(入間人間/電撃文庫)読了。 まあ相変わらずひどい話なのは変わらず、そしてインパクト重視の作品ではあります。そこは期待通りなんですが…いやーまったくもってどうしようもなく死ぬほど文章が鬱陶しいですね!もう読者に不快感を与えることしか考えいない素晴らしい鬱陶しさ!今までも鬱陶しかったけど、この3巻における主人公の独白の鬱陶しさは天元突破やでホンマに…。 この主人公は地の文で説明をしたことをすぐさま否定して、さらに否定したこと自体を戯言にしてしまっており、主人公が何が言いたいのか分からないのだけど、まあ別にぼくはそれ自体は特に気にならないので全然かまわないんだけど、ただは2歩進んで3歩下がるが如く行ったり来たりする主人公の独白が物語の流れを阻害してしまっているため、読んでも読んでも先に進んだ気がしない閉塞感と圧迫感を表現しているところが凄い
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 3 死の礎は生 (電撃文庫 い 9-3) 作者: 入間人間,左出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2007/12/10メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 100回この商品を含むブログ (135件) を見る読了。 「どした?」 伏見が顔を覗き込む。 「柚々は癒し系だと実感してた」 「ゆゆゆゆゆゆゆゆ」 また拒否反応が出た。ああ、手帳が『ゆ』 に乗っ取られていく。 バレンタインの季節。街では、動物連続殺害事件が発生していた。そんなある日、僕は夜道で死んだはずの妹と出会う。明けて翌日、学校の朝礼で生徒が一人、惨殺死体で発見されたと知る――殺人街としての街興しが、再び始まったらしい。 うん、だんだんと安定してきた感じ。 1巻は作者も認める単発作品だったので、「2巻は蛇足」 という評価が多かったと思いますが……3巻になって、ようやく点ではなく線になっ
犬やら猫やらが惨殺される事件が起き始めた今日この頃いかがお過ごしでしょうか。バレンタインに数年分の思いを形にしてまーちゃんから受け取るみーくんは、うっかり彼女に「太った?」とか訊いて、文字通り身を削ろうとするまーちゃんを懸命に止めたり止めなかったり。そして、みーくんは死んだはずの「にもうと」っぽい血まみれ姿の誰かとその夜遭遇する。翌朝知った、惨殺死体発見現場から逃走しようとしたとおぼしき彼女と。 さすがに3巻まで出るとみーくんの名前も大方の人が予想付きそうですね。にもうとの名前とみーくんの名前に両方共通している漢字が、みーくんが忌避する言葉で、けれど、ついに彼はまーちゃんにその言葉を告げてしまって。そこは嘘じゃないんだね。 当たり前のように、空気感染したかのように、狂気が広がっていく。中心にいるみーくん、まーちゃんは、今回はなんだか表の事件では蚊帳の外だけれど、裏の事件では思いっきり当事者
うわぁ、ヤンデレの宝石箱やぁ〜w さあなんか絶好調な問題作の3作目。大丈夫か世の中。考え直せ。今巻ではみーくんの妹が登場。この子の病みっぷりも半端ないです。兄を「働き蟻」と呼んで足蹴にしていた、死んだはずの妹。ヤンデレサドデレロリポップン(謎)。 そして学園ラブコメなので可愛いクラスメイトや後輩も登場。嘘だけど。そしてほぼ全員病みまくり。正直まーちゃんの病みっぷりが霞むんじゃないかと心配したんだけど……うん、杞憂でしたネ。バレンタインにまーちゃんがみーくんにあげるチョコレートは段ボール一杯。それもみーくんに再会する前、8年前から保存していた発酵モノ。みーくんに「太った」と言われたら包丁を片手に自分の肉を切って痩せようとしたり、他の男に触れられた部分を血が出るまで磨いたり、みーくんと仲が良い女の子の間にトンボをぶん投げたり、今日もまーちゃんは絶好調です。 1巻はキワモノ的な興味、2巻は様子見
「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん3 死の礎は生」入間人間(電撃文庫) バレンタインの季節。街では、複数の動物殺害事件が発生していた。 マユがダイエットと称して体を刃物で削ぐ行為を阻止したその日。僕は夜道で死んだはずの妹(多分)と出会う。 そして妹っぽいものに遭遇した翌日。 僕は学校の朝礼で知る。無自覚の悪意の伝染について。 三ヶ月の短い静穏へ精一杯の反抗を示す惨殺死体事件。最悪な、殺人街としての街興しが、再び始まったらしい。 あー。この立て役者は、僕の妹(暫定)なんだろうなあ、きっと。 ……口癖の出番は、あるなら早めによろしく。 本編がバレンタインってことでこの本をチョコレートに例えるとすると、カカオ99%のチョコレートかな。口に入れたときの違和感といつまでも口の中に残る不快感がよく似ている・・・気がする。 壊れ度は過去3巻で文句なしに最高レベル。 みーくんとまーちゃんは壊れ具合を増して
ヤンデレが一人、ヤンデレが二人、ヤンデレが……たくさん! 3巻に至っては、とうとうヤンデレで埋め尽くされてしまい、まともなのは恋日先生くらいになってしまいました。 主役である嘘つきなみーくんと、その彼女?である完全に壊れてしまっているまーちゃんのどうしようもない日々を描いた物語。 鬱やヤンデレの出てくる話に目がない人には文句なしにおすすめしますが、逆にまっとうな物語を読みたい人は悪い事は言いません。やめときましょう。 というかきっと途中で放り出す事になりますが…… ともかくおよそ出てくる人間ことごとく壊れてます。 万国びっくりショー、狂った果実がもぎ放題。 おまけに例によって、せっかく重要な告白キター!と思って読み進めると、1ページあまりも付き合わせた挙げ句に「嘘だけど」の一言であっさりひっくり返されることもあって、読むのが非常に疲れます。たぶん同じような厚さの他の作品に比べると1.5倍か
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