なぜ、私(CDN屋)は25年間無視していたIPv6に本気なのか? IPv6と私 私は、 20年ぐらい前まで、NTT研究所で働いており、IPv6組と呼ばれるグループに属していました。ただし、私自身は、IPv6をガン無視しつつ、CDN関連の研究開発を行っていました。この理由としては、IPv6の付加価値は「アドレス空間が広い」ぐらいしかなく、しかもIPv6はIPv4と互換性のない「新しいプロトコル」であり、「IPv6は下手すると普及しない夢物語」であると思っていたせいです。私は、NTT研究所を退社した後も、ネット&メディア業界に約20年席を置いてますが、IPv6に対する立ち位置(ガン無視)は大きく変わりませんでした。 なぜIPv6? しかし、ここ最近は、徐々に「IPv6やんなきゃ」という感じに変わってきました(先月は、人生で初めてIPv6サミットにも参加しました)。この理由として最大のものは: